素行調査の難しさ:その2

素行調査の追跡尾行を開始すると新人探偵はまずその距離間に戸惑ってしまいます。

近づきすぎるとばれてしまうのではないか。離れすぎると見失ってしまうのではないか。

しかもその距離間がいつも一定という訳ではありません。状況、状態においていろいろと対応し変化していかなければならないのです。その対応と変化がプロの探偵と素人の違いでもあります。それは日々の精進と様々な経験から養われているのです。

たまに依頼者自身や素人である友人に頼んで探偵まがいに尾行をして、ばれてから探偵に依頼する人もいますがプロの探偵といえども後ろから来る人に対して警戒している人を尾行するのはかなり困難と言えます。

探偵の増員や時間を要する事もあり、結果、調査料金の負担がかなりかかってしまうという場合もありますので絶対に素人は探偵の真似事をして尾行しないで、プロの探偵に任せて下さい。

また素人が探偵まがいに尾行追跡する事はストーカー法などの法律に抵触する場合もあります。プロの探偵でも素人の友人に調査を手伝って貰うだけでも法律に抵触しますので素人が探偵の真似事をするのは「百害あって一利なし」です。

素行調査の難しさ

調査料金を気にしてか相談時に「尾行して頂く探偵調査員の方は1人でお願いできませんか」と言われる依頼者がたまにいますがここでもはっきりと言わさせてもらいます。

「絶対に無理です」と。

依頼者から「とても簡単な素行調査です」と言われても、行動が全く判らないからこそ探偵に依頼しようと思ったのではないでしょうか。なにが簡単なのか意味がわかりません。

例えば歩くのも覚束ない高齢者が対象者だとして追跡、尾行自体は容易だとしても、どこへ行くかは全くわかりません。まっすぐ目的地に行ってくれれば良いのですが商業施設、飲食店、知人宅などに立ち寄ったりといろいろです。

その立ち寄り先で必ず入ったところから出てくれるとは限りません。別の出入口や裏口から出る事もあります。

また別な出入口などが無かったとしても確認しない訳にはいきません。その時に出られても見落として
しまいます。

例えば、対象者があるマンションに入りました。正面玄関からです。しかし、ここはオートロックで中には入れません。正面玄関前で張り込みをしました。数分後、知人と共に1階に降りてきましたが中が見えません。そして裏口から出ていきました。

それではしょうがないですね。と、納得してくれますか?まず納得されないでしょう。1人では調査そのものに限界があります。トイレの問題とかもあります。もし1人で素行調査を請け負ってくれる探偵事務所があれば、調査自体に対する責任感を持たない悪質な事務所と言わざるを得ません。